W3 Data Platform導入モデルケースD2C・サブスク通販
INDUSTRY 15D2C・サブスク通販架空のモデルケース

広告費とフルフィルコストを突合し、「LTVから見た本当の採算」を出す

広告費は広告管理ツール、売上はカート、物流費は3PLの請求書。CPAは下がった。それでも利益は増えていない。継続率と獲得コストとフルフィルコストを、同じ物差しに載せる。

採算・P/Lの可視化需要予測・欠品予兆レポート・集計工数の削減
本ページは架空のモデルケースです。記載の企業は実在せず、数値・効果は仮定に基づく試算イメージであり、実際の導入実績ではありません。効果は対象業務・データ規模・システム構成により変動します。
01

業界に共通する課題

1

CPAとLTVが別管理

広告費は広告管理ツール、売上・継続はカート。獲得チャネル別のLTVが出せず、広告予算配分が勘に頼っている。

2

フルフィルコストが読めない

3PLの請求書は月次の合計。「定期1件を届けるのにいくらかかっているか」が分からず、単品リニューアルの原価計算もできない。

3

定期の解約予兆を掴めない

解約は「次回配送のスキップ→停止」の順に進むが、その兆候をリアルタイムに検知する仕組みがない。

02

モデル企業の前提

会社・売上・拠点数は、すべて架空の数字です。

O社D2Cブランド(健康食品・化粧品)/売上約90億円
チャネル
自社定期通販+モール+小売卸
顧客
定期会員 約24万人
システム
定期通販カート+CRM+広告管理+委託3PL
03

データはどこで切れているか

システムは揃っていますが、データが分断されている状況です。

獲得・売上側
  • 定期通販カート(受注・継続)
  • CRM(顧客・問い合わせ)
  • 広告管理ツール(CPA)
  • LP・アフィリエイト実績
分断
コスト・物流側
  • 委託3PLのWMS
  • 3PL請求書(月次合計)
  • 配送実績(送り状)
  • 返品・不良の処理

症状:獲得コストは広告管理ツールにキャンペーン単位で、売上と継続はカートに顧客ID単位で、物流費は3PLの請求書に月次合計で存在する。粒度が3種類とも違うため、顧客単位でCPAとLTVとフルフィルコストを同じ行に並べられない。獲得チャネルの情報も初回受注時点にしか残っておらず、継続の実績と結びついていない。

04

W3 Data Platform 適用シナリオ(想定)

つなぐ → 揃える → 使う の3ステップ。既存システムは入れ替えません。

STEP 01

つなぐ

定期通販カート・CRM・広告管理ツール・委託3PLのWMSと配送実績を接続。広告側のCSV/APIも同じ基盤に取り込みます。

STEP 02

揃える

顧客IDで名寄せし、獲得チャネル→初回→継続→解約の時系列に、配送1件あたりの実コストを紐づけます。LTVとCPA、フルフィルコストを同一粒度に。

STEP 03

使う

獲得チャネル別のLTV/CPA、定期1件あたりの実コスト、解約予兆スコアとCS自動通知、在庫の欠品予兆(定期の次回配送数から逆算)。

POINT

定期通販は、次回配送予定から需要がほぼ確定的に読めます。予測ではなく逆算になるため、欠品予兆の精度が上がります。需要予測がいちばん当たりやすい業態であり、そのぶん早く効果が出ます。

05

AIとのやりとり

MCP接続により、AIが統合データを直接参照します。SQLの記述もBIツールの操作も不要で、会話で引き出せます。

W3 Data Platform 連携(MCP)
担当者
獲得チャネル別のユニットエコノミクスを出してください。・対象:直近12ヶ月の獲得コホート・広告費・カートの継続実績・3PLの作業明細を顧客IDで名寄せ・CPA・12ヶ月LTV・配送1件あたりコストを算出・CPA回収期間の長い順に並べる・3回目継続率も併記
AI
AIアシスタント
カタログ確認 → SQL自動生成 → 顧客ライフサイクルへ照会

広告費、カートの継続実績、3PLの作業明細を顧客IDで名寄せし、獲得チャネル別のユニットエコノミクスを算出しました。

獲得チャネル別 ユニットエコノミクス(直近12ヶ月コホート)
獲得チャネルCPA12ヶ月LTVフルフィル/件CPA回収
アフィリエイトA¥ 6,800¥12,400¥6129.2ヶ月
SNS広告¥ 4,200¥14,800¥5984.1ヶ月
検索広告¥ 3,600¥18,200¥5842.8ヶ月
担当者
回収期間が長いチャネルの要因と、予算の付け替え案を出してください。・同じ予算での年間LTV総額の差も試算・主力SKUの欠品見込みがあれば併せて
AI
AIアシスタント

アフィリエイトAはCPA回収に9.2ヶ月かかっています。要因は「3回目継続率が48%(他チャネル平均72%)」。① アフィリエイトAの訴求内容と初回同梱物の見直し、② 予算をSNS・検索へ再配分(想定 同予算で年間LTV総額+8,400万円)を提示します。あわせて定期の次回配送予定から、主力SKUが18日後に欠品見込みと算出しました。

※ 画面・数値はイメージです。実際の項目・粒度は接続するシステムとデータ内容により異なります。

06

揃えたあとのデータの並び

各データの列名・粒度・書式を同じ定義に揃えます。拠点ごとのExcelも、同じ表の中に入ります。

BEFORE:拠点・システムごとにバラバラ
定期カート
顧客ID/受注/継続回数/スキップ
広告管理ツール
キャンペーン/費用/CV数
3PL 請求書PDF
月合計/作業区分/金額
AFTER:統一スキーマで並ぶ
統一スキーマmart.customer_unit_economics
  • 顧客コードcustomer_id
  • 獲得チャネルacq_channel
  • 顧客獲得単価(CPA)cpa
  • 累計注文回数orders
  • 顧客生涯価値(LTV)ltv
  • フルフィルメント費fulfill_cost
  • スキップ回数skip_count
  • 解約リスクスコアchurn_score
  • 獲得月(コホート)cohort_month

獲得チャネル・売上・継続・フルフィルコストを顧客IDで1本に。「CPAは下がったが利益が増えない」の原因がチャネル×継続率×物流費に分解できます。

07

誰が、いつ、何に使うか

定型の集計とアラートは自動で届くため、担当者がダッシュボードを開く必要がありません。

  • 朝 9:00マーケ

    前日までのコホート別ユニットエコノミクスを確認。予算の付け替え判断が日次で回る。

  • 昼 13:00CS

    解約予兆(スキップ2回連続など)の顧客リストが理由付きで届く。先手のフォローができる。

  • 夕 17:00生産・調達

    定期の次回配送予定から逆算した必要在庫と発注案を承認。欠品も過剰も抑えられる。

  • 月次経営

    チャネル別の投資回収を同じ物差しで比較。広告予算の配分に根拠が持てる。

08

想定効果(仮定に基づく試算イメージ)

同一物差しCPA・LTV・物流費の突合
18日前欠品予兆の検知(定期配送予定から逆算)
日次予算配分判断のサイクル(月次→日次)
想定導入期間約2ヶ月〜

記載の数値は代表値・想定値です。実環境(データ量・システム構成・ネットワーク)により変動する可能性があります。費用は対象システムの仕様確認が必要なため、個別にお見積りいたします。

09

3つの使い方のうち、どれを使うか

3つは排他ではありません。Cだけで始めて、あとからBへ広げることもできます。

A

W3 WMS × AI照会併用

弊社WMS(W3 sirius / W3 mimosa)のデータをデータレイクに取り込み、MCP経由でAIが直接参照します。SQLの記述もBIツールの操作教育も要りません。聞けば返ってきます。

B

データレイク蓄積(データ基盤 格納型)このモデルケースの主軸

他社システムのデータ連携サーバー、基幹DB、ECカートなどをCDC(変更差分取得)で接続し、毎日流れてくるデータをraw/mart 2層に溜め込みます。既存システムは無改修です。溜まったデータを、自然言語の指示で分析・加工できる状態にします。

C

ETL単体(システム直接連携)

データレイクを作らないまま、「抽出→変換→格納」だけのシステム間インターフェースとして使えます。個別IF開発をノーコードのGUI設定に置き換えることで、IF開発費が従来比 1/3〜1/2 になります。ここから始めて、あとからBへ広げることもできます。

D2C・サブスク通販のお客様へ。まず出せる数字を確かめる。

ここまでの数字は、すべて仮のものです。実際に出てくる数字は、御社のデータ次第で変わります。アセスメント(1〜2週間)では「見たいKPI」と「今あるデータ」を突き合わせ、何が算出できて何が足りないかを先に出します。足りないものが見つかること自体が、最初の成果になる場合もあります。

本ページは架空のモデルケースです。記載の企業は実在せず、数値・効果は仮定に基づく試算イメージであり、実際の導入実績ではありません。効果は対象業務・データ規模・システム構成により変動します。
記載の数値は代表値・想定値です。実環境(データ量・システム構成・ネットワーク)により変動する可能性があります。費用は対象システムの仕様確認が必要なため、個別にお見積りいたします。