W3 Data Platform導入モデルケース外食・フードサービス
INDUSTRY 17外食・フードサービス架空のモデルケース

店舗発注と食材原価をつなぎ、店舗別FLコストを日次で回す

POS売上は日次で見える。食材原価と人件費を突合した店舗別FLコストだけが、月次締めまで出てこない。手を打つのが1ヶ月遅れる。店長のExcel発注と紙の廃棄記録を基盤に載せる。

採算・P/Lの可視化Excel・属人業務の脱却需要予測・欠品予兆
本ページは架空のモデルケースです。記載の企業は実在せず、数値・効果は仮定に基づく試算イメージであり、実際の導入実績ではありません。効果は対象業務・データ規模・システム構成により変動します。
01

業界に共通する課題

1

FLコストが月次締め後

POS売上は日次で見えるが、食材原価(F)と人件費(L)を突合した店舗別FLコストは月次締め後。手を打つのが1ヶ月遅れる。

2

発注精度が店長依存

発注は店長の経験と勘。過発注による廃棄と、欠品による機会損失が同じチェーン内で同時に起きている。

3

廃棄ロスが記録されない

廃棄は店舗の紙/Excel記録で本部に集約されず、「何がどれだけ捨てられたか」が分からない。改善対象が特定できない。

02

モデル企業の前提

会社・売上・拠点数は、すべて架空の数字です。

Q社外食チェーン/売上約160億円
店舗
直営98店+FC22店
物流
委託3PL(常温・冷蔵・冷凍)
システム
POS+店舗発注システム+勤怠+基幹
03

データはどこで切れているか

システムは揃っていますが、データが分断されている状況です。

売上・人員側
  • POS(120店)
  • 勤怠システム(シフト・実働)
  • 基幹(会計・原価)
  • 販促・クーポン実績
分断
発注・食材側
  • 店舗発注システム
  • 委託3PLのWMS(3温度帯)
  • 廃棄記録(店舗の紙/Excel)
  • 棚卸データ(月次)

症状:売上はPOSにメニュー単位で、食材の発注は店舗発注システムに食材コード単位で、人件費は勤怠システムにある。廃棄は店舗の紙とExcelで、本部に集約されていない。メニューと食材を結ぶレシピ情報がデータとして持たれていないため、売上から理論原価を引き当てられず、実際原価との差が廃棄なのか歩留りなのか判別できない。

04

W3 Data Platform 適用シナリオ(想定)

つなぐ → 揃える → 使う の3ステップ。既存システムは入れ替えません。

STEP 01

つなぐ

POS・店舗発注システム・勤怠・委託3PLのWMSを接続。店舗の廃棄記録Excel/スプレッドシートもそのまま取り込み、統一スキーマに載せます。

STEP 02

揃える

店舗×日×メニュー/食材の粒度で、売上・食材投入・廃棄・人時を1本に統合。3温度帯の物流費も店舗別に配賦します。

STEP 03

使う

店舗別FLコストの日次可視化、需要予測に基づく発注推奨(天候・曜日・販促を考慮)、廃棄ロスの原因分析、シフト最適化提案。

POINT

店長の発注Excelや紙の廃棄記録は、やめさせる対象ではなく取り込む対象です。現場の記録方法を変えないまま基盤に載るため、店舗の負担を増やさずに改善が回り始めます。現場が抵抗する理由がなくなります。

05

AIとのやりとり

MCP接続により、AIが統合データを直接参照します。SQLの記述もBIツールの操作も不要で、会話で引き出せます。

W3 Data Platform 連携(MCP)
担当者
店舗別のFLコスト率を日次で出してください。・対象:直営98店+FC22店/直近7日平均・POS・店舗発注・勤怠・廃棄記録を店舗と日付で結合・F率とL率は分けて算出し、合算も併記・合算の高い順に並べ、目標60%超は明示・廃棄額が売上比1%を超える店舗は理由も
AI
AIアシスタント
カタログ確認 → SQL自動生成 → 店舗×日次データセットへ照会

POS、店舗発注、勤怠、廃棄記録を店舗と日付で結合し、FLコスト率を日次で算出しました。直近7日平均の悪化順です。

店舗別 FLコスト率(直近7日平均・悪化順)
店舗売上(7日)F率L率FL合計
R駅前店¥3,240,00036.8%31.2%68.0%
S郊外店¥2,180,00032.1%29.4%61.5%
T商業施設店¥4,120,00030.4%26.8%57.2%
担当者
FLコストが悪化した店舗の要因を分解してください。・食材と人員のどちらが主因かを明示・明日の発注推奨も出してください
AI
AIアシスタント

R駅前店のFL合計68.0%(目標60%)が悪化しています。F率悪化の主因は「生鮮3品目の廃棄が売上比2.8%(チェーン平均0.9%)」、L率は「アイドルタイムの人員配置」。① 該当3品目の発注ロット見直し(想定 月▲34万円)、② 14〜16時のシフト2名削減案(同▲28万円)を提示します。明日の発注推奨(天候・曜日・販促考慮)も生成済みです。

※ 画面・数値はイメージです。実際の項目・粒度は接続するシステムとデータ内容により異なります。

06

揃えたあとのデータの並び

各データの列名・粒度・書式を同じ定義に揃えます。拠点ごとのExcelも、同じ表の中に入ります。

BEFORE:拠点・システムごとにバラバラ
POS 日次売上
店舗CD/メニューCD/点数/売上
店舗発注システム
店舗/食材CD/発注数/納品日
廃棄記録_R駅前店.xlsx
日付/品名/廃棄数/理由
AFTER:統一スキーマで並ぶ
統一スキーマmart.store_fl_daily
  • 店舗コードstore_id
  • 対象日dt
  • 売上金額sales
  • 食材原価food_cost
  • 廃棄ロス金額waste_cost
  • 労働時間labor_hours
  • 人件費labor_cost
  • FL比率fl_rate
  • 天候weather

店舗の紙/Excel廃棄記録も統一スキーマへ。売上・食材・廃棄・人時が同じ日付軸に並び、FLコストが締めを待たずに日次で確定します。

07

誰が、いつ、何に使うか

定型の集計とアラートは自動で届くため、担当者がダッシュボードを開く必要がありません。

  • 朝 9:00エリアマネージャ

    担当店舗の前日FLコストと異常値(廃棄急増・人時過多)がAIから届く。

  • 昼 15:00店長

    明日の発注推奨(天候・曜日・販促を考慮)を確認して承認。発注システムへ連携される。

  • 夕 18:00本部 商品部

    「廃棄が多い食材とメニュー」を横断分析。レシピ・提供サイズの見直し材料になる。

  • 週次経営

    全店のFLコストが同じ定義で並ぶ。締めを待たずに不採算店の手当てができる。

08

想定効果(仮定に基づく試算イメージ)

日次店舗別FLコストの把握(月次締め→日次)
▲30%食材廃棄ロス(想定)
発注推奨店長の経験依存 → 需要予測ベース
想定導入期間約2ヶ月〜

記載の数値は代表値・想定値です。実環境(データ量・システム構成・ネットワーク)により変動する可能性があります。費用は対象システムの仕様確認が必要なため、個別にお見積りいたします。

09

3つの使い方のうち、どれを使うか

3つは排他ではありません。Cだけで始めて、あとからBへ広げることもできます。

A

W3 WMS × AI照会併用

弊社WMS(W3 sirius / W3 mimosa)のデータをデータレイクに取り込み、MCP経由でAIが直接参照します。SQLの記述もBIツールの操作教育も要りません。聞けば返ってきます。

B

データレイク蓄積(データ基盤 格納型)このモデルケースの主軸

他社システムのデータ連携サーバー、基幹DB、ECカートなどをCDC(変更差分取得)で接続し、毎日流れてくるデータをraw/mart 2層に溜め込みます。既存システムは無改修です。溜まったデータを、自然言語の指示で分析・加工できる状態にします。

C

ETL単体(システム直接連携)

データレイクを作らないまま、「抽出→変換→格納」だけのシステム間インターフェースとして使えます。個別IF開発をノーコードのGUI設定に置き換えることで、IF開発費が従来比 1/3〜1/2 になります。ここから始めて、あとからBへ広げることもできます。

外食・フードサービスのお客様へ。まず出せる数字を確かめる。

ここまでの数字は、すべて仮のものです。実際に出てくる数字は、御社のデータ次第で変わります。アセスメント(1〜2週間)では「見たいKPI」と「今あるデータ」を突き合わせ、何が算出できて何が足りないかを先に出します。足りないものが見つかること自体が、最初の成果になる場合もあります。

本ページは架空のモデルケースです。記載の企業は実在せず、数値・効果は仮定に基づく試算イメージであり、実際の導入実績ではありません。効果は対象業務・データ規模・システム構成により変動します。
記載の数値は代表値・想定値です。実環境(データ量・システム構成・ネットワーク)により変動する可能性があります。費用は対象システムの仕様確認が必要なため、個別にお見積りいたします。