――― W3 mimosa導入前はどのような課題を感じていましたか？

新規顧客の立ち上げ期間が長いことが課題でした。

弊社は小規模EC事業者をターゲットに3PL事業を行っていますが、お客様それぞれの個別の要望が多く、案件ごとに物流要件が異なります。 以前は、その要件に合わせて複数のWMSを使い分けていたため、要件定義の複雑化や、各従業員のWMSの機能理解にバラつきが生じていました。その結果、新規のお客様（荷主様）を獲得してから、倉庫が実際に稼働するまでの立ち上げスピードが遅いことが、経営上の大きな課題となっていました。

――― なぜ、W3 mimosaの導入を決めましたか？

決め手は、他WMSと比較しても圧倒的な「汎用性の高さ」です。 

ちょうど小規模なEC事業者の案件が複数同時に立ち上がるタイミングがあり、案件ごとに異なる要件に柔軟に対応できるWMSを探していました。 mimosaは、基本的な機能として、CSVマッピングやピッキング、検品の柔軟性が非常に高く、設定を画面上で自由に変更できる手軽さがあります。それだけでなく、API連携をしたいという我々の要求にも臨機応変に応えてくれました。既に3社以上のWMSを導入していましたが、「mimosaならこの要件に対応できる」と即座に判断できるため、お客様を待たせることなく自信を持って提案に臨めると感じ、導入を決めました。
今では基本、WMSはmimosaに一本化しています。

――― W3 mimosaをどのような用途で利用していますか？

入荷、在庫管理、棚卸、出荷といった、倉庫の業務すべてで利用しています。 標準機能に加え、顧客の細かいニーズに応えるため、API連携のオプションも活用しています。

――― 導入した成果を感じるポイントを教えてください。

成果は劇的で、システム導入期間を75%、誤出荷率を90%以上も削減することに成功しました。

まず、顧客への提案スピードが「3週間」から「即日」に短縮されました。以前は費用の見積もり段階でシステム会社に要件確認が必要でしたが、mimosaの柔軟性のおかげで「弊社で対応できます」と即答できるようになりました。これは新規顧客の獲得において非常に大きな武器です。システムの立ち上げ期間も「2ヶ月」から「2週間」へと、75%も短縮できました。

そして最も大きな成果は、誤出荷率が90%以上も削減されたことです。これにより、1件あたり約3時間、費用でいうと5000円ほどのムダなフォローコストが削減されただけでなく、EC事業者様からの「信頼」という、お金では買えない価値を得ることができました。

――― W3 mimosaのどのあたりにご満足いただけていますか？

―　シンプルで直感的に操作できるアイコン配置（※画面イメージ）　―

――― 営業担当の対応はいかがでしょうか？

営業対応に不満は特にありません。むしろ、我々のパートナーとして、mimosaのポテンシャルをさらに引き出すためのご提案を期待しています。 

例えば、mimosaと自動機を連携させた他社様の事例や、GAS・DASを活用して「これだけ工数が削減できた」「処理件数がこれだけ上がった」といった具体的な効果を、数値と共に定期的に共有いただけると、我々が次の投資（自動化）を判断する上で非常にありがたいです。

――― W3 mimosaはどのような会社におすすめでしょうか？

我々のような3PL事業者、特にEC関連のクライアントを一つの拠点で複数抱え、管理している会社には最適です。 「クライアントAとBで出荷ルールが違う…」といった悩みも、mimosaの汎用性で吸収できます。

――― 今後、W3 mimosaを使って取り組んでいきたいことはありますか？

正直なところ、mimosaの全機能の20～30%程度しか使いこなせていないと感じています。それほど奥が深いシステムです。 基本的な機能だけでなく、例えば「そんなマニアックな使い方があったのか！」といった、より詳細で具体的な活用事例や勉強会があると嬉しいです。

――― 今後、W3 mimosaに期待しているところはありますか？

mimosaを「我々の事業成長のプラットフォーム」として期待しています。 今後もシステムの汎用性を追求し、パッケージ内で対応できることを増やし続けてほしいです。また、クライアントがセキュリティ面を気にされるケースも増えているため、mimosaのセキュリティ対策の強固さについて、我々が自信を持って説明できるような資料や情報支援をいただけると心強いですね。

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