Web-Site Development

Webサイト開発

– PCからマルチデバイスの時代 –

近年はどのサイトを見てもスマホアクセスが半数以上です。個々のデバイスは、特性が異なります。
ハードウエアについては処理能力（CPUやメモリ）、スクリーンの大きさ、キーボードやマウスの有無といった入力方式、OSと呼ばれる基本の仕組みからブラウザまでソフトウエアについても全く異なります。
Wi-Fiもあれば3G回線もあり、速度によりWebサイトの表示速度は大きく異なります。
これだけの異なる環境に対して、順次対応していてはきりがないですがそんな環境に対してレスポンシブWebデザインを活用することで対応することができます。

レスポンシブWebデザインとは

レスポンシブWebデザインは、PCなど特定デバイス向けの最適化ではなく、デバイスのサイズに適した形で表示されるようにする汎用化の手法です。
１つのHTMLファイル、で多様なデバイスに対応することをおこないます。（ワンソース＆マルチユース）デバイス別にサイトを構築した場合、同じ部分を修正するだけでも何回も作業を行う必要があります。この考え方で構築することにより、デバイスごとに最適化したWebサイトを構築することができるだけでなく、運用コストを抑えたマルチデバイス対応が実現できます。
またCSS3と呼ばれる進化版のスタイルシートとメディアクエリーを利用します。デバイスのもつ表示スクリーンの特性に応じ、コンテンツに適用するスタイルシートを調整するための仕様です。モバイルの通信では可能な限り快適な表示を提供する必要があり、これらを活用することで、サイズ違いの画像を複数保存しなくてもよい作りを実現します。

構築プロセスと考慮点

一般的なPCサイト構築プロセスと大きくは違いはありません。PC/モバイルは、固有の「アクセス性」と「操作性」を考慮して設計・開発します。モバイルファーストの概念から、掲載コンテンツや情報構造に対して、モバイルコンテキストを踏まえた企画・設計を行います。また、スクリーンサイズに対してファーストビュー（開いた際に見える部分）の考慮や、レイアウト切替条件の設置など、レスポンシブWebデザイン特有の要件を検討プロセスの中に盛り込みます。
プロトタイプ検証などで良い体験を提供するためにデザインの段階から可能な限り実機で検証します。ただし、デバイスは多岐にわたるため、サンプル機種を選択して実施することとなります。